メディア関係各位様へ

初めまして神奈川県西部、開成町にて茶葉生産を営むMyTea米茶事業組合の井上と申します。この度開成町産オリジナルブランド「快晴茶」の生産と商品化、販売が開始しましたので、メディア等でご紹介いただけたら幸いです。簡単に快晴茶誕生の経緯と説明をさせていただきますのでお目通しいただけましたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

人口増加率トップの町「開成町」

開成町は神奈川県一面積の小さな町ですが、交通網の利便性も高く都市部へのアクセスも良いこともあり県下人口増加率トップという住みやすい便利な田舎町として近年注目されています。紫陽花で認知されている町で駅周辺も開発され小田急線急行も停まるようになりました。6月のあじさい祭り期間中は多くの観光客が田園を訪れます。あじさい農道のある町北部は一体田園に囲まれ遠くは富士山、丹沢山系、そして近くには箱根外輪山を観ることが出来、風光明媚な場所です。温暖な気候と蛍が飛び交うなど良質な水資源に恵まれているために、農業では県下ブランド米はるみ(特A米)を代表格に作業効率の良い平坦な畑で様々な農産物が生産されています。

足柄茶の普及事業

足柄域一帯広く生産されてきた産物のもう一つの代表格に「足柄茶」があります。神奈川ブランドとして長く親しまれている足柄茶ですが開成町でも18年ほど前に収益の低い稲作の転用策として町、農協、県が主導しあじさい農道内に茶畑を普及させる足柄茶普及事業がスタートしました。それがMyTea米茶事業組合となり現在4人のメンバーと私井上が加わり5人で約2haの面積を茶葉栽培にしております。発足当時は足柄茶の茶葉の需要は高く推移しておりましたが震災以降低迷に転じ、更に近年のコロナ禍による冠婚葬祭などの減少の影響を受け、農協出荷に頼って来た生産農家は非常に苦しい状況に立たされています。開成MyTeaの4人の生産者も平均年齢85歳と高齢者であり、収益を見込めない茶葉栽培は当然担い手不足となります。

「快晴茶」の誕生

この現況を受けメンバーの身内である私井上(54歳)がメンバーに加わりそれらの諸問題の打開策として農協出荷のみに頼らず、開成町独自の茶葉製品を産みだすことになりました。、県の技術指導員と細かく栽培管理をし、現場での作業には多くののボランティアの皆さんの協力を得て、今まで出来なかった技法栽培に挑戦し、更に生産から販売までの六次産業化に着手しました。2年の準備期間を得てこの度高品種「さえみどり」「つゆひかり」の2種類の品種に被せ技法を施した煎茶を産み出しました。

「快晴茶」の特徴

茶葉の製茶加工は藤沢市にある株式会社 茶来未の茶師 佐々木 健氏(世界緑茶コンテスト最高金賞受賞者)に謹製していただき、快晴茶の最大の特徴である透明なエメラルドグリーンの水色と渋みがないまろやかな旨味を更に引き立たせていただきました。箱根山麓、丹沢山系、富士山の伏流水の良質で豊富な水資源と遮ることがないたっぷりの太陽のもと誕生した「快晴茶」はどこにも引けを取らない煎茶になっております。地域が抱える問題の打開策のモデル事業になることを願い、高齢のおじいさん達共々日々奮闘しております。

燃料や肥料資材、防除薬剤など高騰の一途を辿っていますが、新しいアイデアと行動力でこの苦境を突破していくプロジェクトがスタートしました。
長文になり申し訳ございませんが、最後までお読み頂きありがとうございました。

開成MyTea米茶組合 管理責任者 井上 哲
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神奈川県足柄上郡開成町牛島80 AGFデザイン内
TEL: 0465-46-7552
ag-farm@cream.plala.or.jp
https://kaisei-mytea.com/
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